仕事のやる気が起きないなー・・・。
日々仕事をしていると、「なんかやる気が出ないなー」と思う瞬間はあるもの。
とは言いつつも、いつもやる気に満ちて仕事をしている人、仕事を頑張っている人を見ると、自分もそうありたいなと思います。
それと同時に、
自分とは何が違うんだろう?
という疑問も生まれてきます。
筆者自身も新卒で入社した会社で悩んでいた時期がありました。
当時の筆者は、
同期より早期に役職に就いたり、
同期よりボーナスが多かったり、
社内の人間関係も良好
でしたので、バリバリ働ける状態、環境であったはずなのですが、やる気が出ずに悩んでいました。
悩むあまり、上司と出張時に行ったキャバクラで、女の子をそっちのけで相談してしまうほどでした。
今でも会うたびに「出張先で行ったキャバクラでモチベーションの話しをしたよねー。」といじられるくらい上司の印象に残ったみたいです。笑
筆者自身も悩んでいるところではありますが、書籍などからモチベーションのヒントを得たので、今回はモチベーションに関わる記事を書いていきます。
本記事では、「モチベーション=やる気」として執筆しております。
モチベーションにつながる動機
何かをやろうと思ったり、行動を起こす際には、行動を起こす「動機」があります。
お腹が空いた(という動機)のでご飯を食べる(行動)
興味がある(という動機)から本を読む(行動)
お金を稼ぐ(という動機)ために働く(行動)
このように、行動を起こす際には「動機」がセットになっていますので、
行動を起こす原動力やきっかけ=動機となります。
ということは、モチベーションには、「仕事をするという行動」を起こす原動力やきっかけとなる動機が密接に関わってくるはず・・・。
どうすれば、「仕事という行動」を起こす動機が強くなり、モチベーションが上がるのかというと、モチベーションと関わる2種類の動機について理解する必要があります。
2種類の動機
動機には『内発的動機』と『外発的動機』という2つがあります。
◯『内発的動機』・・・人の内面的な要因によって生まれる動機
→面白い、楽しい、興味がある など
例)興味がある(という動機)から本を読む(行動)
◯『外発的動機』・・・人の外面的な要因によって生まれる動機
→お金が得られる、役に立つ、怒られたくない など
例)お金を稼ぐ(という動機)ために働く(行動)
外発的動機
身近なものだと、動画広告などで『プログラミング』『副業』『投資』などの広告を目にする機会が非常に増えてきている印象ですが、これらの広告では、「お金が得られる」「楽をして稼げる」「一生役に立つ」など『外発的動機』に訴えかけてわれわれ視聴者に行動を促しております。
どの文言も魅力的に感じるのは間違いないですが、『外発的動機』で始めたことは長続きしないことが多いもの。
例えば、「稼げる」という『外発的動機』に基づいて、興味も無いプログラミングを始めたけれど、「稼げない」と分かったら止めてしまうことは想像できると思います。
容易に崩れてしまう弱い動機=『外発的動機』となることから、『外発的動機』に基づいた行動は長続きしないという特徴があります。
筆者の例(外発的動機)
かくいう筆者も、
社会人として、何か役立つ資格を取らなきゃ・・・。
と思い、簿記の勉強をしたことがあります。
この時の動機は「役に立つ」という『外発的動機』に基づいて始めたものでした。
結果としては、3級ではありますが、無事合格したものの、そこで満足してしまい、2級へ挑戦するモチベーションが湧いてくることはありませんでした。
しかも、一般的には、転職などでは2級以上の資格が推奨されていることを認識しているのに行動することができませんでした。
もともとの動機だった「役に立つ」のは2級からだと認識していたのですが、そこに至ることができませんでした・・・。
あなたも少し今までやってきたことを振り返ってみると、『外発的動機』で始めたことは長続きしなかったことが多いのではないでしょうか。
内発的動機
一方で、『内発的動機』は、「興味があって本を読む」「面白いから趣味に取り組む」などです。
これは『内発的動機』に基づいた行動で、「自分の内面から湧き出る動機」なので、長続きしやすいという特徴があります。
例えば、あなたが楽しんでいる活動、趣味に対して、以下のような会話をイメージしてみてください。
なんでその趣味をやってるの?
面白いから!
その行動のモチベーションは何?
モチベーション?面白いから?
上記のような会話の流れを自然とイメージできるかと思います。
『内発的動機』は自身の内側から自然に湧き出てくる動機なので、モチベーションなどなくても行動することができます。
上記の例で言えば、「面白い」という『内発的動機』に基づいている行動のため、誰に言われるまでもなく行動をしてしまいます。
これを仕事でイメージしてみると、誰かにやることを指示される必要もなく、自ら行動することができるので、モチベーションに左右されずに仕事ができるということになります。
筆者が過去に目にしたモチベーションが高い人や、成果を出している人たちは、話しを聞いてみると、内発的動機に基づいている人が多かったように思います。
冒頭に出た上司の話しでは、「営業はお客さんの案件を掘り起こす宝探しをすること」で、自分は「宝探しが好き」と言っていました。
筆者の例(外発的動機)
筆者の例でいうと、ファイナンシャルプランナー(FP)の勉強をした時のことです。
簿記の勉強は本当に楽しくなかった・・・。また何かを勉強したいから、次は興味のある勉強をしよう!
簿記の勉強の反動か、興味のある勉強をしたいと思いました。
その時に、色々な資格や検定を調べていたところ、以前から興味があったファイナンシャルプランナーが目に入り、受けてみようと思いました。
そこで、テキストなどを購入する前に、ファイナンシャルプランナーについて調べてみました。
調べてみたところ、ファイナンシャルプランナーの資格は転職などでは、ほぼ役に立たないということがネット上で書かれていました。
しかし、単純に
面白そうだから勉強してみよう!
という、「面白そう」という『内発的動機』で勉強を始めました。
その時の行動としては、
・通勤時間でテキストを読む
・昼休みや空き時間には、アプリを使って一問一答の過去問を解く
・平日の夜や休みの日には問題集を解く
・過去問が閲覧できる範囲で2〜3周解く(確か10年分くらい)
・ネット上で想定過去問を買って解く
など、誰に言われるまでもなく勉強を続けていました。
この時の心境を振り返ってみましたが、「モチベーションが上がらない」ということは、ほとんど感じたことがなかったと記憶しています。
やる気があります!というよりは、勉強していて面白かったので、自然にやっていた感覚です。
筆者の場合は、3級を合格した直後に2級に申し込みました。
2級の試験日が、3級合格後からだいたい3ヶ月くらいだったと思いますが、何の心配もなく合格することができました。
3級は80~150時間
2級は150~300時間程度かかると言われています。
【引用】
ファイナンシャルプランナー3級・2級の勉強時間の目安は?効率的な勉強法で試験合格を目指そう!|生涯学習のユーキャン
150時間だとすると、1ヶ月で50時間、1日あたり1〜2時間程度が目安になりますが、自分の興味や楽しいという動機を基に、自然に行動できるので、知識の定着や仕事の結果もついてくるということは想像できると思います。
あなたの続いている趣味もきっと『内発的動機』に基づいている行動のはずです。
外発的動機てダメなの?
ここまで、『内発的動機』は「長続きする」「自然と行動できる」「パフォーマンスが上がる」ということで、内発的動機の良い側面を中心に書いていますが、
「役に立つ」とか「稼げる」って動機で何か始めるのはダメなの?
という疑問もあるかと思います。
筆者の考えとしては、「アリ」だと思います。
というのもきっかけが、『外発的動機』だったとしても、『内発的動機』になり得るからです。
筆者の場合は、読書が『外発的動機』をきっかけに、『内発的動機』を見つけとという経験があります。
勉強をした方が役に立つから本を読もう!
と思い、読書を始めたのですが、これが趣味と言えるくらいにハマりました。
読書全般が好きということでなく、自分の興味や関心に基づく本ばかりを読んでいますので、ジャンル選びが『内発的動機』に基づいているということになります。
役に立ちそうという『外発的動機』をきっかけに、『内発的動機』を見つけた例になります。
仕事上では、直接的に役に立たない知識もありますが、自分の興味に関わる本ばかり読んでいるので、楽しく続けられています!
最後に
今回の記事では主に『モチベーション』『内発的動機』『外発的動機』について記事を執筆してみました。
前項にて、「『外発的動機』から『内発的動機』を見つけるのはアリ」とお伝えしましたが、あくまで趣味や副業として考えた場合に限ると考えています。
趣味や副業とは違い、仕事(本業)で考えた場合は、「試してみてダメだったから次」とすることは難しいからです。
回避するためには、自己分析・自己理解をしたり、趣味を深掘りしてみて、『内発的動機』に結びつく仕事選びができれば、モチベーションに悩まず、自身も楽しめて結果も出せる天職に近づく仕事になると考えています。
筆者自身が現在はキャリアブレイク中で、「仕事選びに失敗したなー」と思っており、振り返ってみると、職場の決め手の大きい部分が『外発的動機』に基づいた転職だったからと感じております。
次に転職する際には、『内発的動機』に基づく仕事選びができるように、自己理解・自己分析をしっかりと進めていきたいと思います。
筆者の場合は、自己分析・自己理解を進めるにあたって、コーチングを受けることにしました。
コーチングを受けることに決めた理由や感想なんかを発信していく予定ですので、よろしければこちらの記事も覗いてみてください。
また、今回の記事と関連しておすすめ書籍を掲載しておりますので、よければ併せて参考にしてみてください。
本記事が仕事選びの参考になれば幸いです!
では(「・ω・)「
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