先日、こちらの記事で書いたように、転職に向けて自己理解と転職を実現するべく、コーチングを受けることにしました。
コーチングを受けるにあたって、コーチから事前課題としていただいたワークが完了し、初回のコーチングを受けてきましたので、今回は、ワークやコーチングで実施したことや分かったこと、気づきなどを振り返りを兼ねて記事にしていきたいと思います。
『バランスホイール』のワーク
コーチングを受ける前段階として、事前にコーチから『バランスホイール』というものを作成するワークを宿題としていただきました。
筆者自身、『バランスホイール』というものを知らなかったので、このタイミングで調べてみました。
人生において大切とされる8つの項目について、自分がどれくらい満足しているのかを数値化することで、価値観や何を大切にしているのかを客観的に把握できます。
【引用元】人生の輪(バランスホイール)とは?書き方やコーチングにおける活用法をご紹介
ざっくりいうと、「自分の現在の満足度から、自分の現在地を知る基準」のイメージです。
8つの項目とは以下のとおりです。
バランスホイールの8つの項目
・仕事・キャリア
・お金・経済
・健康
・家族・パートナー → 地域貢献・社会貢献
・人間関係
・学び・自己啓発
・遊び・余暇
・物理的満足 → 精神的余裕
こちらの8項目は、上記引用元の8項目を記載していますが、筆者のワークでは、下線部の2項目が矢印のものになっていました。
バランスホイールの目的
『バランスホイール』は「自分の現在と未来の理想状態を明確にする」という目的があります。
まずは、前項の8つの項目について、それぞれ、現在の状態を記入し、その状況に対して点数をつけていきました。
ちなみに筆者の『バランスホイール』の結果は以下のようになっていました。
「人間関係」の項目については評点が高く、一番低い項目は「仕事・キャリア」でした。
現在は、職場環境が合わずに休職している状態なので、仕事のスコアが低いのは当然の結果だと思いました。
そして、現状が把握できた後に、現状に対して、「未来の理想状態」がどんな状態であるかを言語化していきました。
「どんな環境で仕事がしたいのか」
「使い道を考え、具体的にあといくら収入が増えれば理想的な状態か」
「趣味では、どんな状態になりたいか、どんな結果を出したいか」
などの内容を「未来の理想状態」として記入していきました。
実際には、このワークを記入する段階で、各項目についてコーチから複数回深掘りをしていただきました。
コーチに深掘りしてもらった内容として、
「なぜその状態が良いのか、嫌なのか」
「本当はどういう状況を望んでいたか」
「自身にとって、◯◯(理想状態)とは具体的にどういう状態か」
など、現状と「未来の理想状態」のどちらも細かく深掘りしていただきました。
コーチングの内容
ワークが完成したところで、実際にコーチングをしていただきました。
もともと想定していた時間をかなり大幅に超えてしまいましたが、そのおかげでかなり納得感のあるコーチングだったと感じています。
ワークに沿って質問の深掘り
コーチングでは、ワークに記入した『バランスホイール』の点数の理由を話して、そこから更に深掘りするというものでした。
ワークの質問と、深掘り質問については、おおよそワーク上で回答できていたのですが、実は、いくつかの項目でしっくりこない答えや、価値観や考えの根本につながりそうな質問なのに、回答がパッとしないと感じている項目がありました。
ワークに向き合うだけじゃ答えが出ない・・・。
そこで、特に深掘りしてほしい項目については事前にコーチに依頼をして、コーチングの際に注力して深掘りしていただきました。
コーチングを受けて
実際に初回コーチングを受けてみて、改めて感じた感想を振り返ってみました。
自分一人でワークをするだけでは深掘りしきれない
筆者自身も過去に何冊も自己分析の本を購入して、ワークを実施してきましたが、正直、自分一人でワークをやって自己理解を深めるのは限界があると感じました。
質問に対して、回答を記入していくことで、自分一人でも自己理解をある程度深めることはできますが、「なぜそう思うのか、そう考えるのか」などは深掘りしていただいて初めて気づくことが多く感じました。
そして、この「なぜそう思うのか、そう考えるのか」という工程があることで、現状も「未来の理想状態」も「言語化」レベルの解像度になるので、「言語化」レベルに至らないと、基準となる土台としてはまだ弱い状態だと感じました。
自分視点の当たり前って「感覚や過去の経験」がベースになっていることが多いので、感覚レベルでしかないと感じました。
当たり前の感覚も突き詰めて深掘りしていくと、根拠を言語化できます。
言語化することによって、自分自身の考えに至った経緯や背景が、他人でも理解できるレベルになります。
そして、何より自分の考えや価値観について明確になることで、自分自身での納得度も高く感じました。
考え方や価値観って人それぞれですが、根拠を言語化することで、自分自身が納得できると感じました!
言語化の難しさをコーチングによって、引き出してもらえた
ワークを進めていく中で、自分で記入した回答に
しっくりこない・・・。
と感じるところもありました。
私の場合は、『キャリアホイール』8項目のうち、「精神的余裕」の項目にあった「感情の表現」について記入していくなかで、「人前で泣くことが苦手」という回答があったのですが、ここを深掘りしていただきました。
別に泣くことが苦手な理由とかないけど・・・。
なんて考えていたりしましたが、コーチの視点では、かなり引っかかりがあったようで、「何か不本意なことが起こることを避けて、感情にブレーキがかかっているのでは?」ということでコーチングの際は特に深掘りしていただきました。
結果としては、
「人前で泣くことが苦手」
→ 「悲しみを表現、涙を出す」
→ 「相手もマイナスの感情にしてしまう」
→ 「期待を裏切る・信頼できなくなる」
→ 「存在意義・存在価値を発揮できなくなる」
ことを避けたいという気持ちがあることに気づきました。
コーチの考察では、「何か存在意義や存在価値を発揮できずに人が離れていったしまった原体験がありそう」と睨んでいるそうです。
ワーク内の別の項目で、「どんな人をサポートしたいか?」という深掘りがあり、自分に自信がない人や、頑張っているのに成果に結びついていない人を支援したい」という旨の回答があったのですが、これは、悲しい、辛いというマイナスの感情状態の人を支援したいということで、自分の考えと一致していると強く感じました。
優秀な人を更に活躍できるように・・・というより、悲しんでいたり悩んでいるようなマイナス感情の人を支援したい気持ちなんですよね。
自己理解を深めるワークを進める際には、自由に脳を発想させるための手段として、『ジャーナリング』と呼ばれる方法もあります。
しかし、自分自身で無意識下に、自分の「過去の痛み」などから目を向けてしまったり、蓋をしてしまっている場合には、自分一人で気づくことは不可能に近いと感じました。
より深い自己理解をするためには、やはり自分以外の視点を借りるコーチングが有効だと実感しました。
「現在という基準点」と、「未来の理想像へのギャップ」を埋めるために今後もワークやコーチングを進めていくことになると思いますので、スタートでしっかりした土台を作れたように思えたのは素直に良かったなと思います。
最後に
結論としては、やはり一人では限界があるので、コーチなど他の人の視点や考えを借りるという手段は非常に有効だと感じました。
今回のワークで現在地と理想の未来が解像度高く言語化できたので、次回以降のワークで、理想の未来に近づけるように引き続きワークを頑張りたいと思います。
また、余談ではありますが、コーチから3冊ほど今回の内容を踏まえておすすめ書籍を教えていただきました。
自分の備忘も兼ねて今回紹介して本記事は終了とさせていただきます。
「物を買うのではなく、経験にお金を使うと幸福度上がるみたいですよー」という会話をしていた中で紹介していただいた書籍です!
2つ目のものが510が読んだ本です!
「自分の感情や考えに蓋をしてしまっている」という話しをした時に、自己理解にぜひ!と進めてもらった書籍です!
ちなみに既に購入手配済みです。笑
「本って全部読みます・・・?」という質問から、「全部読まないです!これ参考になると思います!」とおすすめいただいた書籍
2個目は510が過去に読んだ書籍。
こちらも購入手配済み。
何かの参考になれば幸いです!
それでは(「・ω・)「
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