先日、『「普通がいい」という病』を読んだ感想を別記事で書きました。
この記事を書いている時に、ふと筆者が学生時代に耳にした『KY』という言葉を思い出し、世間が「普通」ということをいかに求めているかがこの言葉に現れてると感じました。
そこで、今回は『KY』と「普通」という言葉についての筆者の考えを書いてみたいと思います。
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そもそも『KY』とは?
筆者は30代なのですが、同世代では『KY』という言葉を知っている方も多いのではないでしょうか。
馴染みの無い方もいると思い、この記事を書くタイミングで改めて『KY』という言葉について調べてみました。
「KY」は「空気が読めない(読めよ)」の略語です。
【引用元】KY語 | 英検Jr. | 公益財団法人 日本英語検定協会

2007年頃の言葉で今は使われていない死語になっているみたいです!
筆者は過去に製造業界や建設業界にいたことがありますが、これらの業界で使われる『KY』=「危険予知活動」ではなく、
『KY』=「空気読めない」ということで、場の空気や流れに沿わない主張や選択をすることを指します。
例として、自分と友人が全員で5人いて、「今日は何をするか?」という問いに対して、一人ずつやりたいことを主張するとします。

カラオケ!

カラオケ!

カラオケ!

カラオケ!

ボウリング!
4人目までカラオケという主張のため、
流れ(=空気)としては5人目である筆者もカラオケと主張する流れなのに、
流れと異なるボウリングを主張するということが「空気が読めない(読めよ)」=『KY』ということになります。
筆者の世代ではよく言われていて、『KY』な人は集団から避けられがちで、「空気を読めること」が「普通」として求められることだったと記憶しています。

筆者は中学時代、「ボケ」がよくわからなかった頃に「ボケ」をつぶして変な空気にしたことがあり、まさに『KY』な行動だったと感じています。
『KY』とは同調を求めること
「空気読めない」=「空気読め」ということで、「場の空気や流れに沿う」ということ。
つまり、前項の内容と合わせて、同調を求めることです。
先ほどの例で言うと、自分の意思とは関係なく、多数派・流れに沿ったカラオケを選ぶことは、自分の意志に関係なく、周囲に合わせることが求められ、同時にそれが「普通」のことであると考えられています。
このような経験は、『KY』という言葉が死語になった現在でも、学生でも社会人でもよくあることだと感じており、例えば、勤めている会社や所属している組織で、上の立場の人が飲み会や食事の後、

二次会はカラオケに行きたい!

行きましょう!
(断りづらい、行かざるを得ない空気・・・。)
という会話のように、自分の意思とは関係なく、流れや空気に従うという経験は誰しもがあると思います。
社会や集団、組織で生きていくとどうしても自分の意思よりも、周りや多数派の意見に合わせていく場面もあり、必要なことだと思いますが、
「空気を読み」続けてしまうと、自分の意思が抑圧されることに慣れてしまい、自分の意思や考えがわからなくなってしまう=自分不在になるというリスクがあります。
空気を読みすぎると自分不在になる
今ではこうして自分の意見や考えなどをプライベートだけでなく、ブログやXでも発信している筆者ですが、以前は周りに合わせてばかりで生きていました。
そのため、「結局何がしたいのか?」「どう思うのか?」ということを考えない
「自分の意思がない」「周りに合わせること」を当たり前のこととして過ごしていました。
その影響で、学生時代に就活を始めた頃、自己分析が大事と耳にしていましたが、
「やりたいことなんてない」「働いたこともないのにわかるわけがない」
と思っていて、自己分析を全くしていませんでした。

「空気を読める」という長所があるとすら思っていました・・・。
こういった「自分の意思や考えがわからなくなってしまうこと」は筆者だけでなく、多くの人が同様に感じていることだと思っており、
理由としては、自分の意志がありながらも周りに合わせることばかりしてきたために、自分の意思に蓋をすることが当たり前になり、自分自身を見失ってしまったためと考えています。
こういった状態になってしまうと、

「何がしたいの?」「どう思うの?」
というよくある質問にすら答えることができず、苦痛に感じたり、自分に自信を無くしてしまうことに繋がると感じています。
そのため、自分の考えや意思を取り戻すためには、まずは小さいことからでいいので自分で選択したり、決めていくことが大事だと感じています。
例えば、「今日のお昼は食べたいものを一人で食べる」「今日は飲みたいお酒を飲む」などの小さいことで構いません。
ポイントとして、お金のことなど「頭」で考えずに、自分が望むものを選択することが重要です。
こういった小さな選択から、自分の人生を周りに振り回されることから、人生の主導権を少しずつ自分に取り戻していくことができるようになります。

筆者が適応障害になった時には、完全に周り(会社、上司)に主導権が握られていた状態でしたが、
散歩、高尾山に登る、実家に帰る、ゲームをするなど小さいことから始め、徐々に主導権を取り戻していきました!
『推し』と『KY』
記事を書いている中で思ったことですが、自分を取り戻すという観点で、アイドルやアニメやキャラクターなどの『推し』って良いことだと思いました。
理由として、自分の好きなアイドルやアニメ、キャラクターなど『推し』を通じて、自分の意思を主張することができるからです。
筆者の場合ですと、学生時代は『ラブライブ!』というコンテンツが好きで、同時に他のアニメも好きで、某アニメショップでアルバイトしていた経験もあります。

『ラブライブ!』では、絢瀬絵里と高坂穂乃果が『推し』です!
Xなどではこうした自分の好きな『推し』や『推し活』に関するポストを目にすることも多く、筆者自身も色々な人の目に触れるブログというコンテンツで発信していますが、「なぜ自分の『推し』については明言することができるのか?」という理由について考えてみました。
結論としては、『推し』を通じて、安心できる環境で発信できることだと考えています。
本来、人は誰しもが自分の考えや意思、好きなことがあり、伝えたいと考えています。
しかしながら前項までで述べた『KY』や「普通」という言葉からも分かるとおり、リアルでは周りとの同調が求められることが多く、発信することがなかなか難しい環境です。
そんなリアルな環境に対し、インターネット上には、リアルなつながり以上に多様な人がいるため、同じものを『推し』とする同族がいる可能性が高いため、リアルより安心して『推し』について発信ができる環境です。
そして、リアルなつながりは、「組織や会社などを前提」としたつながりが多いですが、『推し』を通じたインターネット上のつながりは、「同じ『推し』という共通点が前提」にある関係になります。

つまり、自分自身の『推し』について意思表示がしやすい環境のため、自分の思いを安心して発信することができるということです。

SNSでグッズ交換を目にすることも多いですが、共通のコンテンツが好きで、そのアイテムを大事にしてくれる方の手元にいくことがお互いが幸せになる手段として活用している方が多いと感じます!
筆者の結論
全体を通じて筆者の結論として、「空気を読むこと」と「読まないこと」双方のバランスが大事だと思いますが、筆者のように「空気を読み過ぎて自分不在」になっている方は、まずは小さいことから自分の意思や考えで選択したり発信することを通じて、少しずつ主導権を自分に取り戻すことが大事だと思います。
最後に
今回は『KY』という言葉について筆者がなんとなく考えていたことを書いてみました。
記事を書きながら改めて筆者の過去を振り返りましたが、筆者が『KY』という言葉を知ったのは、中学時代のことでした。
そこから、大学卒業して、社会人になってからも「空気を読んで」生きてきたように思います。
周りに合わせることも必要で、空気を読むことは今後も必要な場面は多々あると思いますが、その背景にある自分の気持ちや考えもちゃんと自分が大事にしてあげたいと思いました。
そして、自分の気持ちや考えを自分自身が見つけるためにも、改めて自己分析や自己理解は大事だと感じました。
自分という生き物は日々変わっていくものだからこそ、自己分析や自己理解は継続的に取り組む必要があり、結果として「自分にとっての幸せ」に近づくことを確信しています。

何より「自分自身の気持ち」は「自分自身」しか気づかないし、分かってあげられないので、誰よりも自分が大事にしてあげたいですし、大事にして欲しいです!
今回も記事の内容と関係がありそうな書籍を最後に紹介して終わります。

今回の題材に関わる「普通」について精神科医の泉谷閑示先生の書かれた著書です。「心」と「頭」に関する考え方も非常に面白い内容になっています!
別記事で感想を書いていますので、気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。

自己理解・自己分析を進める際に一度は考える「自分とは何か?」という問いに対する『分人』という独自の考え方が筆者の考えと非常にマッチしていました!
こちらも別記事で感想を書いていますので、気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。

サブタイトル「推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない」というフレーズに惹かれて購入して読みました!言語化って実は結構難しいと感じている人にピッタリな内容と思います!
それでは(「・ω・)「
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